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クロスの選び方を徹底解説!失敗しないポイントとは?

クロスと色見本帳

「なんだか部屋全体が古く見える」「壁紙の汚れが目立ってきた」と感じたことはありませんか。
実は、壁は部屋の中で最も広い面積を占めるからこそ、クロスの貼り替えは、空間の雰囲気を劇的に変える効果があります。しかし一方で、面積が広いからこそ、クロスの選び方を間違えると後悔につながることも少なくありません。
この記事では、理想の部屋づくりを叶えるためのクロスの選び方や失敗しないポイント、そして長持ちさせるためのお手入れ方法まで詳しくご紹介します。

クロス(壁紙)の選び方の基本を知ろう

グレーのクロスがスタイリッシュなリビング

お部屋の印象を大きく左右するクロス。柄や色だけでなく、素材によっても機能や風合いが異なります。それぞれの特徴を知ることが、理想の空間に近づくためのポイントです。

クロス選びが重要な理由

クロスはお部屋の印象を大きく左右します。クロス選びが重要な理由は、主に以下の3つです。

1.色や柄が部屋の雰囲気を決める
クロスの色や柄は、お部屋のイメージの決め手になります。白やアイボリーなどの明るい色なら開放的に、グレーやブルーなどの落ち着いた色なら安らぎのある空間に、柄物を選べば、自分らしい個性的な空間も演出できます。

2.光の反射や吸収に影響する
クロスの素材や色によって、部屋の明るさが変わります。光沢のある壁紙や明るい色の壁紙は光を反射しやすく、部屋全体が明るく感じられるでしょう。一方、つや消しの壁紙や暗い色の壁紙は光を吸収するため、落ち着いた雰囲気になります。

3.空間の広さや高さを演出する
クロスには部屋を広く見せたり、天井を高く見せたりする効果があります。一般的に、白やアイボリーなどの膨張色は空間を広く見せ、黒や青などの収縮色は空間を引き締めます。さらに、ストライプ柄のクロスを縦に貼ると天井が高く見え、横に貼ると部屋が広く見える効果があります。

クロスの種類

クロスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。代表的なクロスを表で見ていきましょう。

最近は、汚れ防止や抗ウイルス、防カビなど、さまざまな機能性を持ったクロスも多く開発されています。お部屋の用途に合わせて選ぶのもよいでしょう。

失敗しないクロス選びの流れ

スマートフォンで情報収集をする女性

家全体の印象を大きく左右するクロス。面積が広いからこそ、選び方ひとつで良くも悪くも雰囲気が変わってしまいます。理想の空間をつくるために、これからご紹介する3つのステップを参考にしてみてください。

【STEP1】部屋のテーマを考える

クロスは、部屋の印象を決定づける大きな要素です。まずは、「どんな空間で過ごしたいか」を具体的にイメージしてみましょう。北欧風、シンプルモダン、ナチュラル、和風など、どんなインテリアが好みか考えることから始めます。頭の中だけでイメージを固めるのは難しいので、SNSや雑誌で好みのインテリアを見つけて写真を保存しておくと、より具体的にイメージしやすくなります。

【STEP2】色味を考える

部屋のテーマが決まったら、次は色味を考えましょう。インテリアにおける色の配分は、ベースカラー(壁・天井)が70%、メインカラー(カーテン・大きな家具)が25%、アソートカラー(小物・クッション)が5%が理想的なバランスだとされています。

クロスは、このベースカラーとして部屋の雰囲気を決める要素です。部屋を明るく見せたいなら白や淡い色、落ち着いた雰囲気にしたいならグレーやベージュなど、部屋の用途やテーマに沿った色を選びましょう。たくさんのサンプルを見ていると目移りしがちですが、最初に決めたテーマを意識することで、統一感のあるおしゃれな部屋に仕上げられます。

【STEP3】床・天井・家具との調和を考える

新しいクロスを選ぶ前に、部屋全体を見渡してみましょう。床や天井、そして既存の家具の色や素材と、新しいクロスがうまく調和するかをイメージするのがポイントです。もし自分でイメージするのが難しければ、シミュレーションソフトやアプリを使って、実際にクロスを張り替えた後の雰囲気を試してみるのも良いでしょう。

理想のクロスを選ぶためのコツ

クロスのサンプル帳

ここからは、さらに理想の空間を実現するためのクロス選びのコツをお伝えします。

心理効果を利用する

色には、さまざまな心理効果があります。各色が持つ効果を活用すれば、より快適な空間づくりができるでしょう。

下表は、色が持つ効果やおすすめの使い方をまとめたものです。クロス選びの参考にしてください。

【部屋別の例】
・リビング
家族が集まるリビングには、明るく開放的な色(白、ベージュなど)がおすすめです。気分が明るくなり、会話も弾みやすくなります。

・寝室
リラックスして過ごしたい寝室には、心を落ち着かせる色(ブルー、グリーン、グレーなど)が良いでしょう。安眠を促し、心地よい眠りへと誘ってくれます。

・書斎・趣味部屋
集中力を高めたい部屋には、知的な印象を与える色(ネイビー、カーキなど)がぴったりです。

柄はサイズとバランスを考慮する

柄物のクロスは、部屋に個性と動きをもたらしますが、柄の大きさや種類によって印象が大きく変わります。バランスを考えて取り入れるようにしましょう。

例えば、大きな柄はダイナミックな印象を与えるため、広い空間にアクセントクロスとして使うと、メリハリが生まれます。一方、小さな柄は繊細で可愛らしい雰囲気を演出し、トイレのような狭い空間でも圧迫感なく取り入れられます。

アクセントクロスを効果的に利用する

アクセントクロスは、部屋にメリハリをつけ、おしゃれな雰囲気を作るのに役立ちます。効果的に取り入れるためのポイントをいくつかご紹介します。

1.視線が集まる場所に使う
リビングのテレビ背面や寝室のヘッドボード側など、視線が自然に集まる場所に使うと、アクセントクロスがより引き立ちます。

2.部屋全体のバランスを考える
アクセントクロスは、あくまで部屋全体の脇役です。他の壁や家具との調和を考え、主役である家具やインテリアを引き立てるような色や柄を選びましょう。悪目立ちしないよう、全体のバランスを意識することが大切です。

▼関連情報
アクセントクロスで住まいの演出を楽しむ

大きなサンプルを取り寄せる

カタログの小さなサンプルを見て、気に入って決めたものの、実際に貼ってみると「思ったのと違う…」と感じることはよくあります。これは、小さなサンプルと、実際に壁に貼ったときの印象が大きく異なるから。小さなサンプルでは、照明や光の当たり具合による色の変化が分かりにくく、広い面に貼ると予想以上に明るく見えてしまうことがあります。

また、実際の質感や手触りも小さなサンプルでは正確に判断できません。例えば、カタログでは滑らかに見えた壁紙が、実際に広い面に貼ると凹凸が目立ったり、光の当たり方によっては影が強く出てしまい、部屋が暗く見えることもあります。

このような失敗を防ぐには、A4サイズ以上の大きなサンプルを取り寄せて検討することをおすすめします。日中と夜間、照明をつけたとき・消したときなど、さまざまな状況で色や質感、手触りを確認すると、理想に近い壁紙を見つけられるでしょう。

クロスを長持ちさせるメンテナンス方法

壁を拭き掃除する人

お気に入りのクロスは、日々のちょっとしたお手入れで長持ちさせることができます。覚えておきたいメンテナンス方法をご紹介します。

日常のお手入れ方法

普段のお手入れは、ホコリを溜めないことが大切です。定期的にハンディモップや柔らかい布で軽く拭いたり、掃除機のブラシノズルを使って吸い取ったりしましょう。

クロスが剥がれてしまった際の対処法

クロスのつなぎ目や端が少し剥がれてしまったら、早めに対処しましょう。剥がれた箇所に市販の木工用ボンドを塗り、手で十分に圧着します。ホコリやゴミが付いている場合は、取り除いてから作業するとよりきれいに仕上がります。

汚れの種類別の対処法

壁紙についた汚れは、種類に合わせた方法で適切に対処しましょう。ただし、ここで紹介する方法はビニールクロスを想定しています。珪藻土や紙、織物など、水分を含むとシミになるような素材では避けてください。

【手垢やタバコのヤニ】
アルカリ性の洗剤が効果的です。水で薄めた住居用洗剤や重曹水を布に含ませて固く絞り、優しく拭き取ります。落ちにくい場合は、メラミンスポンジで軽くこするのも有効です。ただし、強くこすると壁紙が傷むので注意しましょう。

【泥汚れ】
泥は完全に乾いてから対処するのが基本です。乾いてから、ブラシや掃除機で泥を払い落とし、固く絞った布で拭き、最後に乾拭きをします。

【鉛筆】
消しゴムで軽くこすると落とせます。強くこすると傷む可能性があるため、優しくこすりましょう。

【油性マジック】
アルコールで汚れを浮かせる方法がおすすめです。一度に広範囲を拭くと汚れがにじみやすいため、細かい範囲ですこしずつ作業しましょう。

【クレヨン】
油性の汚れなので、中性洗剤やクレンジングオイル、ジェルを使うのが効果的です。布にしみ込ませて、汚れた部分を優しく叩くようにして汚れを浮かせます。最後に水拭きと乾拭きで仕上げ、洗剤などを残さないようにしましょう。

【カビ】
カビ取り剤が有効です。カビが発生した部分をスポンジでこすり取り、仕上げにアルコールで拭き取ります。ただし、壁紙の種類によっては色落ちの原因になるため、目立たない場所で試してから使用するなど、注意が必要です。

【飲み物や食べ物のシミ】
シミがついたらすぐに拭き取ります。水で固く絞った布で叩くようにして水分を吸い取ります。それでも残る場合は、台所用洗剤を少量使って拭き取り、最後に水拭きと乾拭きをします。

メンテナンスの際の共通の注意点

メンテナンスを行う際は、目立たない場所で試すことから始めましょう。いきなり汚れに直接洗剤や道具などを使うと、壁紙が変色したり傷ついたりする可能性があります。

また、強くこするのは絶対に避けてください。力を入れすぎると、表面が剥がれたり色落ちしたりする原因になります。優しく丁寧に作業することが、壁紙を傷つけずにきれいにするコツです。

さらに、水分を使いすぎないように注意が必要です。大量の水分は、クロスの下地を傷めたり、剥がれの原因になったりします。水拭きをする際は、布を固く絞ってから使い、作業後は乾いた布でしっかりと水分を拭き取りましょう。

クロスをリフォームするなら旭ハウジングへ

クロスの貼り替えをする職人

クロスは、お部屋の印象を大きく左右する重要な要素です。リフォーム前は薄暗く感じていた空間も、明るい色のクロスを選ぶだけで、開放的で心地よい雰囲気に生まれ変わります。しかし、選び方を間違えると「イメージと違った…」と後悔することにもなりかねません。

旭ハウジングは、お客様一人ひとりの理想を叶えることを一番大切にしています。今回ご紹介したポイントを参考に、もし「どんなクロスを選べばいいか相談したい」「実際に大きなサンプルを見てみたい」といったご要望があれば、ぜひ私たちにご相談ください。

東京・神奈川で数多くのリフォームを手掛けてきた経験と実績をもとに、お客様のご希望にぴったりの空間づくりをサポートします。安心してお任せいただけるよう、お客様に寄り添い、丁寧にご案内させていただきます。

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