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狭いマンションの玄関をリフォーム!おしゃれで機能的な空間を実現する方法

マンションにお住まいの方からよく聞かれるのは、「玄関が狭くてベビーカーを置くと身動きが取れない」「家族の靴で玄関がいっぱいで、いつも足の踏み場がない…」といったお悩みです。毎日必ず通る場所だからこそ、帰宅するたびにそのような光景を目にするのは、決して心地の良いものではありません。
この記事では、そんなマンションの玄関の狭さにお困りの方に向けて、玄関を広く見せるためのアイデアや、効率的な収納を叶える玄関リフォームのアイデア、マンションリフォームならではの注意点を詳しく解説していきます。ぜひ、この記事を参考にして、毎日気持ち良く出入りできる、すっきりとした玄関を実現しませんか。
なぜマンションの玄関は狭く感じてしまうのか?

そもそも、どうしてマンションの玄関は狭い、あるいは狭く感じやすいのでしょうか。その理由を探ってみましょう。
物理的な理由
マンションの玄関がどうしてもコンパクトになりがちなのは、住居全体の面積バランスを考慮した結果といえます。一戸建て住宅と異なり、マンションでは各住戸の面積が限られています。
そのため、どうしても居住の中心となるリビング・ダイニング・キッチン(LDK)や居室の広さが優先され、玄関に割り当てられるスペースは、必要最低限に留まる傾向があるのです。
視覚的な要素
玄関に散らかった靴や傘は、どうしても雑然とした印象を与え、実際の広さ以上に狭苦しく感じさせてしまう要因に。さらに、足元が塞がれることで移動の妨げになり、心理的な圧迫感にもつながります。
加えて、マンションの玄関では、一戸建てと異なり採光窓がないことも少なくありません。そのため、日中でも薄暗く、閉鎖的な空間になりがちです。この暗さが、さらに圧迫感を助長してしまうのです。
狭い玄関を広く見せるリフォームアイデア
それでは、限られた広さの玄関を広く見せるためには、どのようなリフォームアイデアがあるのでしょうか。いくつかご紹介します。
トールタイプのシューズボックスを選ぶ

マンションの限られた玄関スペースを最大限に有効活用するなら、天井まで高さのあるトールタイプのシューズボックスがおすすめ。収納力が豊富で、傘や丈の長いブーツもすっきりと収まります。
足元を浮かせて設置するフロートタイプのシューズボックスを選べば、床面が広く見えるため、開放的な印象になります。中央部分が空いたコの字型のシューズボックスは、お気に入りの小物をディスプレイしたり、鍵やマスクなど外出時に必要な物を置いたりするのに便利です。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、最適なタイプを選びましょう。
シューズボックスを造作する

限られたスペースだからこそ、わずかな無駄もなく有効に使いたいものです。そこでおすすめなのが、オーダーメイドのシューズボックス。ご家族の靴の数や収納したい物の量に合わせて、ぴったりのサイズと収納力で造り付けられるため、空間を最大限に活かせます。
自分たちの使い勝手に合わせて細部までカスタマイズできるので、機能的で美しいシューズボックスが完成するでしょう。
土間の拡張で玄関の奥行きを広げる

もし玄関の狭さにお悩みなら、土間を拡張するというアイデアはいかがでしょうか。例えば、隣接する部屋の広さを少しだけ調整することで、土間を細長く広げることができます。そうすれば、これまで置き場所に困っていたベビーカーやアウトドア用品といった大きな物も、ゆったりと収納できるようになり、玄関が格段に使いやすくなります。
シューズクロークを設置する

間取りを変更して、シューズクロークを設けるアイデアもおすすめです。帰宅してすぐに靴をしまうのが億劫だったり、雨に濡れたレインコートをとりあえず玄関の隅に置いてしまったり…。そんな日常のちょっとした悩みを、シューズクロークはスマートに解決してくれます。マンションでも1畳ほどのスペースがあれば、使い勝手の良い収納空間がつくれます。
靴はもちろんのこと、置き場所に困る傘から、濡れたレインコート、アウトドアグッズ、ゴルフバッグまで、玄関周りのものがすっきりと収まります。さらに扉を取り付ければ、さっと閉めるだけで、いつでも美しい玄関を保てます。
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ちょっとした工夫で変わる!狭い玄関を広く見せるリフォームアイデア
玄関の間取りを大きく変更するリフォームは、時間も費用もかさむため、なかなか踏み切れないこともあるでしょう。しかし、大がかりな工事をしなくても、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、玄関を驚くほど広く見せることができるのです。ここでは、そんな手軽なリフォームアイデアをご紹介します。
明るい色調の内装材で開放感を演出

白、アイボリー、ベージュといった明るい色は、空間を広く感じさせる膨張色です。この特性を最大限に活用しましょう。壁紙はもちろん、床材にもこれらの色を採り入れれば、照明の光や室内の扉から差し込む光が優しく反射し、明るく開放的な玄関を作り出せます。
玄関の内装に個性を加えたい場合は、アクセントクロスも検討しましょう。ただし、鮮やかな色を選ぶとかえって空間が狭く感じられることもあるため注意が必要です。どのようなアクセントクロスが合うか迷った際は、リフォーム会社に相談して事前に仕上がりをシミュレーションしてもらうと安心です。
大きな鏡で奥行きをプラス

玄関に大きな鏡を設置する目的は、お出かけ前の身だしなみチェックだけではありません。実は、鏡の持つ視覚効果によって、奥行きが生まれ、玄関が実際以上に広く感じられるといううれしい効果があるのです。限られたスペースを有効に使うなら、鏡付きのシューズボックスを選んだり、壁に全身が映る姿見を設置したりするのがおすすめです。
間接照明で空間に広がりを

壁や天井に光をふんわりと広げる間接照明は、直接照明に比べて光が隅々まで優しく行き渡り、空間全体を明るく包み込みます。これにより、壁と天井の境界線が曖昧になり、実際よりも広く、奥行きのある印象が生まれるのです。
さらに、壁面を照らして陰影を強調したり、足元をそっと照らしたりすることで、単調になりがちな玄関に豊かな表情と奥行きが加わるのも、間接照明ならではの魅力です。
光を採り込む室内扉で抜け感を演出

もし玄関にもっと自然光を採り込みたいのであれば、思い切って室内扉のデザインを変更してみるのはいかがでしょうか。ガラス部分を多くあしらったデザインの扉を選べば、リビングなど室内からの光が玄関へと広がり、明るく抜け感のある空間が生まれます。
また、光を採り込むだけでなく、デザイン性の高いガラス扉は、玄関ホールの素敵なアクセントとなり、一歩足を踏み入れた瞬間から、おしゃれな雰囲気を演出してくれるでしょう。
オープン収納で圧迫感を緩和

あえてシューズボックスに扉を設けないのも、空間を広く見せる有効な手段の一つ。オープンな収納スタイルにすることで、玄関全体の視線が奥へとスムーズに抜け、奥行き感が生まれます。特に、マンション特有のコンパクトな玄関では、圧迫感を和らげる効果が期待できるでしょう。
さらに、扉がないことで風通しが良くなり、気になる湿気や靴の臭いがこもりにくくなるというメリットも。お気に入りの靴をディスプレイするように収納すれば、玄関のインテリア性もぐっと高まりますよ。
マンションの玄関リフォーム、始める前に知っておきたい注意点

マンションの玄関リフォームは、一戸建てとは異なる特有の注意点があります。何も知らずに進めてしまうと、後悔につながる可能性も。そこで、リフォーム前に必ず確認しておきたい重要なポイントをご紹介します。
玄関ドアの変更は基本的にNG
せっかく玄関をきれいにするなら、玄関ドアも素敵なデザインに変えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、マンションにお住まいの場合は、残念ながら玄関ドアの変更はできない場合がほとんどです。なぜなら、玄関ドアはマンション全体の共用部分になるからです。
もし、気に入らないデザインだからといって、各住戸が自由にドアを交換してしまうと、建物全体の統一された美観が損なわれてしまいます。さらに、玄関ドアは耐火性や防犯性といった重要な役割も担っているため、個々の判断で勝手に変更することはできないのです。
どうしてもデザインの変更を希望する場合は、ドアの内側であれば色や模様の変更が可能なことがありますので、リフォーム会社に相談してみましょう。
採光用の窓の新設は不可
一戸建て住宅のように、玄関に自然光が差し込む明るい空間に憧れる方も多いはず。しかし、マンションでは、残念ながら採光用の窓を新たに設けることはできません。
なぜなら、マンションの外壁は、居住者全体の共有部分であり、手を加えるにはさまざまな制約があるからです。建物の強度や耐震性に関わる耐力壁の一部である可能性も高く、安易な工事は許されません。
しかし、採光を諦めるのではなく、室内側からの工夫で明るさを高めることを検討してみましょう。例えば、ガラス部分を多く取り入れた室内扉に変更するだけでも、バルコニー側からの光が玄関に届きやすくなり、開放的な印象をつくりだすことができます。
構造によっては間取り変更が困難
玄関のリフォーム、特に土間の拡張やシューズクロークの設置など、間取りの変更を伴う場合は、構造上の制約を受ける可能性があります。例えば、希望する場所に建物を支える耐力壁が存在する場合、リフォームは非常に困難になります。
また、玄関付近には、パイプスペース(PS)やメーターボックス(MB)といった共用部分が配置されていることも多く、これらは移動ができません。
ただし、これらの構造的な制約は、一般の方が見ても判断が難しいものです。必ず専門家による現地調査を依頼し、希望するリフォームが実現可能かどうか、しっかりと見極めてもらうようにしましょう。
管理組合への申請と近隣住民への配慮が必要
マンションのリフォームを行う際には、必ず管理規約を確認し、リフォームの許可を得る必要があります。なぜなら、工事内容はもちろん、作業時間や資材の搬入出経路まで、細かくルールが定められているからです。これらの規約を一つひとつ確認し、遵守しなければなりません。
管理規約によっては、近隣住民の方々の同意がなければ、リフォーム自体が認められないケースもあります。万が一、管理規約に違反するような事態が発覚した場合、原状回復工事を命じられる可能性も否定できません。そうならないためにも、リフォームを始める前に、管理規約を必ず確認するようにしましょう。
狭い玄関、旭ハウジングにご相談ください!マンションリフォームで解決

マンションの玄関は、居住スペースを最大限に確保するため、どうしてもコンパクトな設計になりがちです。リビングのように長い時間を過ごす場所ではありませんが、毎日必ず通る場所だからこそ、気持ちの良い空間にしたいものですよね。リフォームで収納を増やしたり、間取りを工夫したり、内装を変えたりしたりすることで、日々の暮らしに彩りを与えてくれるような素敵な玄関に一新できるでしょう。
「理想の玄関のイメージはあるけれど、本当にできるか知りたい」「まずはどれくらいの費用がかかるか知りたい」など、玄関リフォームに関する疑問をお持ちでしたら、ぜひ旭ハウジングにご相談ください。東京・神奈川を中心に豊富なリフォーム実績があります。専門知識を持つスタッフが、お客様のご希望やお悩みに寄り添い、最適な玄関のリフォームプランをご提案いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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