椅子に座ってテーブルに向かった時、何となく座り心地が悪いように感じたことはありませんか。
その原因は、テーブルと椅子の高さが合っていないこと。テーブルと椅子の高さの関係を意識するだけで、状況が改善される可能性があります。
●高さの基本は「差尺」にあり!
テーブルと椅子の高さを見る上で大切になってくるのが「差尺(さじゃく)」と呼ばれる値。これは、テーブル天板の高さと椅子座面の高さの差を指すものです。差尺が小さいほどテーブルが低く感じ、反対に差尺が大きいほどテーブルは高く感じます。
●理想的な差尺の計算方法とは?
当然のことながら、理想とされる差尺は座る人の体格によって異なります。その人に適した差尺を求める方法として、次のような計算式が知られています。
「最適な差尺(cm)≒ (座高 ÷ 3)− 2」
日本人の座高はおおむね身長の53〜55%と言われているため、身長×0.53〜0.55でだいたいの座高を求めることが可能。仮に身長160cmの人であれば、座高は160×0.53〜0.55≒「85〜88cm」ということになります。例えば身長160cmの人にとって最適な差尺は、(85〜88÷3)−2≒「26.3〜27.3cm」と求めることができます。
日本人の平均身長は男性172cm・女性158cmですから、一般的に理想的な差尺は30cm程度と考えればいいでしょう。
●まずは座りやすい椅子を選ぶべし
座り心地を左右する指標として差尺をご紹介しましたが、「差尺はテーブルと椅子の高さの差である」という点に注目してみましょう。つまり、テーブルと椅子を選ぶ時には、両者の高さのバランスを考慮して選ぶべきということになります。
この時、まずは椅子から選ぶのがおすすめ。
なぜかと言えば、椅子は座り心地に直接影響するから。テーブル自体は物を置く場所であり、素材の違いはあっても身体に対して直に影響することは考えづらいですよね。一方で、椅子は素材や座面の高さによって身体への負担が大きく変わってきます。
椅子が合わないと、腰を痛めたり姿勢が悪くなったりといった問題が発生する可能性もあるのです。
●食事をする場合の理想の高さとは?
テーブルと一口に言っても、食事をするダイニングテーブル・くつろぐためのリビングテーブル・仕事をするためのワークテーブルなど、用途別にさまざまな種類があります。
先ほど理想的な差尺の計算方法をご紹介しましたが、これはあくまでも一般論。用途に応じて、向いている差尺は異なってきます。
まず、一般的なダイニングテーブル+椅子の組み合わせであれば、先述の計算方法で求めた差尺で問題ありません。座面が40cm程度、テーブルの高さが70cm程度という組み合わせが平均的と言えるでしょう。お子さんや低身長の人が使う場合には、クッションや座布団などを使って座面を高くすると使いやすくなります。
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